旅日記🌎徒歩で800㎞⁉️〜スペイン巡礼、魂の旅〜

このブログでは大学生カップル2人が、スペインを約45日かけて800㎞を横断していく様子を書いたものです。なるべく細かく話していくので写真と記事を見ながら私たちの旅を見守って頂けませんか!?😊

vol.3🚶‍♂️ペレグリーノ(巡礼者)になった日。

皆さんブエノス‼️今日も前回の続きからお話しさせて頂こうと思います!

5月23日の朝、前回話した『アルベルゲ』と呼ばれる巡礼者専用の宿舎を出たのは朝の8時ギリギリでした笑笑💦と言うのも基本的にアルベルゲは朝の8時までに出ないといけないところが多いです。後々バレる事なので良いますが僕ら2人は本当にスロースターターなのでいつも8時ギリギリの出発になります😅

その辺も巡礼の初めと後でどれくらい変わるのか見守っていただけたらと思います!

 

朝8時にアルベルゲを出てから2人で昨日できなかった、町観光を少ししました。

事前にパンプローナのことも調べてはいたのですが、イッテQなどでお馴染みの牛追い祭が開かれることぐらいしか知らなかったので実際の街並みを見るのが楽しみでした😆

歩いてすぐに見えてきたのがこの建物

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町の中心部にあり、国旗やらが何本も立って上部の銅像が歴史を感じさせる建物でした。

外観からただの建物ではないなと思っていたのですがスペイン語で「Mayor〜〜」と書かれていたので市庁舎ではないかと思います。

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こちらはその市庁舎のすぐにある中心部の広場のような所で、スペイン語では[Plaza]と呼ばれます。あとで気づいたのですがここからあのシェイクスピアが、通っていたカフェも見えたらしいです…でもお腹が減っていて2人はそれどころでは無かったのですぐに移動しました。

今となってはもったいない笑

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ご飯は適当なカフェのパンとカフェコンレチェという濃いめのコーヒーにミルクを混ぜたものを頂きました。濃いめに作ってあるからかこのカフェコンレチェが寝ぼけた頭に効くんです❗️

 

1枚目写真のパンは、外は少し甘めのカリッカリのお砂糖か何かでコーティングされていて、でも中は雲のようにフワッフワなめちゃくちゃ美味しいパンでした。

2枚目の写真は、見てわかるように剣山のように鋭いフランスパンたちが並べられている風景、すごいオシャレで夢に見るような光景なんですが、この時は寝ぼけていたこともあり彼女と(うわ〜刺さったら痛そうやんな)とかくだらない事を話してました笑

腹ごしらえをした後私たちがようやく巡礼路に出たのは恐らく10時頃…他の巡礼者たちはとっくにいません、それはそうでこの時は知らなかったのですが普通は6時、7時には起きてみんなせっせと準備をして出て行くのが普通なのです。完全夜型の自分にはきつい😅

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町を出てすぐの小川で、映画『星の旅人たち』で主人公が川に大事なバッグを落としてしまうシーンの再現笑まだ2人の気分は観光客です。

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ここで最初のモホンを発見‼️モホンというのは巡礼者の強い味方である道しるべのようなもので、自分がきちんと巡礼路の上にいるのか、これには書いてありませんが通常はサンティアゴまで残り何キロ地点にいるのかも教えてくれます、これが巡礼路にはおびただしい数あるのでよっぽどでなければ道に迷うことはありません…普通なら←一応フラグを立てときます。

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段々と景色が変わり森の中を進んで、山道を登り始めました。北スペインには山が多く道が険しい所もありますが見ての通りすごく木々が嬉しそうで美しいです^_^

この様な、景色の中を約2時間ほど進むと小さな町に着きました!私たちにとっての初めてのチェックポイントです。

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私たちにはまだ、巡礼者として足りないものが1つあったので昼ごはんのボカディージョ(スペインのサンドウィッチ)を軽くつまんでからそれを手に入れました。

写真が少し小さくて申し訳ないのですが、最後の写真の私たちのバッグ中央に何か付いているのが見えませんか?これはホタテの貝殻です。前回書いたかもしれませんが、この巡礼の最後の地点にご聖体として埋葬されているヤコブさんのトレードマークがホタテ貝だった事から巡礼者は自分のバッグにホタテ貝を付け巡礼者だとすぐにわかる様にしているのです👍

私たちはお店で買ったので、十字架のマークも付いてますが、これといった決まりは無いのでホタテ貝であればなんでも良いみたいです。

何なら、自分で海岸で探して作っちゃう人もいるくらいですから笑

(それと彼女の顔が、ふてくされた小さい子供みたいなのは恐らく膀胱炎と疲労からです笑)

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その町で少し休憩したあと、更に上へ上へと登っていきます…少しずつ体力は奪われていきいつのまにか綺麗な景色をよそに下ばかり見て歩いていました…とその時、ん?なんか見えたような、と思い引き返すと石でハートが作ってある!更にその先には(ドナティーボ)というドネーションによって得たお金で巡礼者のために食べ物や飲み物を用意してくれている場所がありました。

感動🥺の一言です。疲れていただけにマジで優しさが沁みました。泣きそうになりました。

美味い!スイカも🍉オレンジも🍊パンも🍞ぜーんぶ美味い!疲れてたからか普通に美味しかったのか分かりませんがとにかく人生で1番甘くて美味しい果物でした。

 

巡礼路はこうやって常に誰かの優しさで成り立っているんだなと実感しました。

東京で生まれ長いこと育ち、周りと比べ競いあってきた自分の様な人には本当に幸せな世界でした。見返りを求めようとしない優しさがここスペイン巡礼にはありました。

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ドナティーボで元気をもらい、すごいスピードで進み続けた2人は、とうとう巡礼のハイライトの1つでもあるペルドン峠の鉄のモニュメントにたどり着きました。壮大な景色と共に長きにわたり巡礼者がこの山を私たちと同じ様に超えてきたんだと1000年も前の巡礼者たちと自分たちに繋がりが生まれる瞬間でした。

 

このペルドン峠から更に歩くこと2時間ほどでようやく次の町の気配がしてきました。

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途中この世の終わりかと思いました。得体の知れない白いわたのようなものが当たりそこら中を埋め尽くしているのです💦見様によっては綺麗なのかもしれませんが、霧っぽかったのも相まっていつか見た映画『宇宙戦争』を思い出しました笑笑後でこれの正体は分かりますが、今はまだ謎の物体のままにしておきますね笑笑
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とうとう巡礼開始初日の宿泊地に着きました。

オバノスという町で、パンプローナからは約23キロほど。初日としてはまずまずでしょう。

2人とも初のトレイルということもあり疲れもありましたが、まだ余裕はありました。

そして看板には謎に侍のイラストがかかれてます。色々書いてあったのですが何せ2人とも英語は喋れてもスペイン語が読めないために分かりません。

今日はここまでです‼️次回オバノスから先の街までの様子を語らせてもらいます。

少し予告させてもらいますと、私たち2人の巡礼にとってこのオバノスの町でターニングポイントとも言える出会いが訪れるのでした…

 

今日も読んでくれてありがとうございました😊

少し自分の自己紹介をさせていただくと、実はこの巡礼に行ったのは今年2019年の5月〜7月の初めにかけてです。今はどうしているかというと大学3年生なのですが、1年間の休学を頂き、タイのプーケット島というところでタイ語を勉強しながら生活しております。

授業が午後からなので空いた時間でブログを始めました。1日1つは記事をかいていこうと思うのでよろしかお願いします‼️

 

 

 

 

 

 

 

 

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