vol.19🚶♂️古のレオン王国とライオン
(写真は今回のではありませんが後々出ます)
こんにちわ!今日朝起きてびっくりしました⁉️
何と読者登録数が寝てる間に70人以上になってまして、感動です🥺こんな大学生の日記を読んでくださって皆さん本当に有難うございます。
巡礼に役立つ情報を共有したいのもそうですがそれ以上に忙しい皆様もいると思うので、自分がその場所に一緒にいて旅をしている様に読んで頂けたらと思ってシェアさせて頂いてます!
これからも様々な場所に皆さんをお連れして行こうかと思ってるのでよろしくお願いします😊
さて前回は、北スペインの小さな小さな村にあるモラティノスという街に30㎞歩いて辿り着き、イタリア人経営のアルベルゲで楽しい夜を過ごしました。
今朝は、私たちはいつもよりは朝早く起きれたのでまだ身支度をしている巡礼者もいる中アルベルゲを後にしました。
朝食はアルベルゲに併設されたcafeで手軽なものとカフェコンレチェを頂きます。
夜はよく見えなかったのですが、朝早く見てみると素敵なアルベルゲの庭でした。もっと早く陽が出ているうちに着いていたら、私達もここでくつろいでいたでしょう…笑
オスピタリオにお礼を言って、アルベルゲを去り歩き出すと昨日見たものと似たような、どこか寂しげで幻想的な木を見つけました。
畑が続く中に所々ポツンと木が佇んでいます。
さあ今日はいよいよメセタ最終日、大都市のレオンまで歩くので肩に力が入ります‼️
猫もこんにちわ。
牛さんたちやいつもありがとう。約2時間ほど歩きましたでしょうか、来る道でたくさんの動物たちに会います。北スペインは酪農も有名で至る所に牛や山羊、羊がいます、可愛いいと思う反面、普段何気なく私たちが頂いてるお肉やミルクにもっと感謝しようと思いました。実際に目で見るとやはり考え深いものです。
巡礼者は宗教活動以外にも私たちのような観光など様々な理由で参加していますが、ひとつだけ言えるのはどんな目的を持ってきても歩くだけで絶対毎日何かしらを勉強できます。
って難しい事を考えている横で彼女は…
大声でライオンキングを熱唱してます。
最近の私たちの流行です、いつ何時でもどちらかのアーシゴンニャ〜♫の合図でセッションが始まるのです笑笑
などと、ふざけていたら…彼女が急に背中の痛みを訴え出します…前々から腰を痛めていたのですが、騙し騙しここまで来たせいか今回は本当に痛そうです。
しばらく考えた後、大事をとって今日はこの街から残り7キロほどをバスに乗ってレオンまで行く事にしました。苦渋の決断で前回も腰を痛めた時10キロほどスキップし、今回で約20キロ、私たちの巡礼は870㎞から850㎞になりました笑キリが良くてよろしいっ❗️
この後3日の休暇日をレオンで取ってあるので、ここでしっかり休んでサンティアゴまではちゃんと歩き切ろうということに決めました。
バスに揺られる事約20分ほどでレオンの街に着きました。もう直ぐそこまで来ていたのが余計に悔しいけど、サンティアゴまで歩き切るのが目的なのでたった数キロは気にしませんっ!
バス停から運河を越えて歩いていくと、シンボルのライオンが見えます。
しかし少し皆さんの予想と違うのはこの『レオン』の町、単にライオンからレオンと名付けられたわけではありません。
元々ここレオンは、いくつかの王国からなる今で言うスペイン地方の王国の一つでした。
紀元1世紀頃このレオン王国に、住んでいたヒスパニアをアストゥリアス山岳民族の襲撃から守るためにローマ軍団第7軍団の騎士たちが駐屯していました。
ラテン語でこの駐屯地を『レギオン』と言うので、このレギオンがなまって現在のレオンとなりました。
そしてレオンはスペイン語でライオンという意味でもあるため、レコンキスタの時代に後付けで強さの象徴であるライオンがこの町のシンボルとされたのです。
そう見るとこのライオンたちも確かに強そう💦
歴史を感じながら街へと繋がる橋を渡ったは良いものの、ホテルまでの道が分かりません。
今回三日間の休息という事で何と四つ星ホテルを予約していたのですが完全に道に迷いました。そんな中1人の女性が心配そうに駆け寄ってくれ道を探してくれたあと、タクシーまで呼んでくれました。
しかもタクシーのお金を出してくれて、私たちが何度(お金は自分たちで出します!大丈夫です!)と言ってもベルは(これは私の行いで、私がしたいからしてるだけよ)と言って結局タクシー代まで出してくれました。
こんなに優しい人がいて良いんだろうか…申し訳ない気持ちと地元の人の優しさに触れた感動で胸がいっぱいです。
すごく親切にしてくれたベルにお礼を言います。この後連絡先もくれて、ホテルに着いた後も観光名所の情報や彼女のオススメのお店を教えてくれました。人生で1番ホスピタリティーというものを感じた瞬間でした。
ホテルの写真を何故か撮り忘れてたので、インスタグラムから引っ張ってきました。
四つ星だけあって部屋はすごく清潔でベッドもフッカフカです。しばらくベッドで飛び跳ねてはしゃいでました。
なによりもこのホテルに決めた要因はバスタブがある事です。長い間シャワーだけで体をお湯につけることが無かったので、浴槽に使っている間が死ぬほどに幸せな時間でした。
普通に生きていては感じられないこの幸せを噛み締めました。
夕飯はホテルの下のレストランでお馴染みジャンキーフードを食べます。今日はもうホテルでゆっくりして明日から2日間観光を楽しむことにしました。
ホテルからの夕暮れ、写真には写ってませんが、右手の方にはレオンの街並みが見え、早く観光しに行きたくてウズウズする気持ちを抑えて明日目一杯楽しもうと眠りにつきました。
今日は少し長くなってしまったので、ここまでにして次回からは朝から町に出て、丸一日かけて観光した様子をシェアさせてもらいます。
大聖堂やバル、お洒落な高層レストラン、懐かしい友人との再会などなど、いろいろな出来事があるので楽しみにしていてください‼️
それではブエンカミーノ👋
(おまけ)
はしゃぎすぎてベッドの間に落ちる彼女…