旅日記🌎徒歩で800㎞⁉️〜スペイン巡礼、魂の旅〜

このブログでは大学生カップル2人が、スペインを約45日かけて800㎞を横断していく様子を書いたものです。なるべく細かく話していくので写真と記事を見ながら私たちの旅を見守って頂けませんか!?😊

vol.23 チョコ発祥の町アストルガへ🍫

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お久しぶりです!!

Googleアドセンスの申請に手こずりまくっているYutaroです。やっとURを認知してもらえたと思ったら今度はサイトが存在しないと言われました😭悲しい笑

 

とまあそんなことは置いといて、それでも読者がいてくださるのでシェアし続けます❗️

だいぶ前になるので記憶が曖昧ですが、前回はヨハネ騎士団が駐屯した場所にできた町、オスピタルデオルビゴまでで終わっていたと思います。今日はここからヨーロッパで初めてチョコが作られた町、アストルガへと向かう様子をシェアさせて頂こうと思います!

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朝9時ごろ、オスピタルデオルビゴの町を出発します。きた時はこの長い橋を渡って町に入りましたが、街を出る時は橋とは反対側に進んでいきます。そして前回で書くのを忘れていたのですが、実は昨日のアルベルゲで前から仲のいい私たち2人の保護者的存在、ビトゥマに再開できました❗️

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そこで発覚したのが何とビトゥマはドイツの元警察官ということでした!?通りで歩くのが恐ろしく早くて、いつも私たちより何時間も早く着いてるはずです笑

そしてビトゥマから聞いたのは、昨日私たちが歩いたオスピタルデオルビゴまでの通り道で、巡礼者と車の衝突事故があり、2人のうち1人がお亡くなりになったという事でした。楽しい事ばっかりだったので、気を抜けば危険が待っていると言うことを忘れかけていました。

 

巡礼路はほとんど人の住む街から離れた場所に設けられていて、一般道とは隔離されていますが所々一般道と一緒になっている場所もあります。また日本とは違いガードレールや歩行者用道路が無い山道等もあります。

特に道路を横切る際、障害物や壁が右側にある際は一層気をつけなければいけません。

※スペインは右側通行なので左側だけ確認して渡るのは危険です。左右をちゃんと見ましょう

改めて巡礼初期の引き締まった気持ちを思い出して進むことにします。

ここら一帯は乾いた土地のようで木々や地面がカラカラに乾いています。

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一見砂漠のように見えます。

この写真に写るのは木々と土と空のみこのシンプルな景色が希少なものだと感じるのはいかに自分が普段、異質な場所で暮らしているのかを気づかせてくれます。

途中から街が近づいてきたのか、所々舗装された道路もあります。
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猫ちゃんにとっても歩きやすいのかな?
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牛たちは小さな場所で飼われて、少し可愛そうだけど可哀想よりもありがとう。いつも美味しく頂いてます。
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彼女が撮ったみたいですが、未だに何のために撮ったのかわからない写真も載せておきます笑

ちなみに僕が持ってる杖は巡礼路の上でならどこでも1000円以下くらいで売ってます。

これがあるのと無いのとでは、足にかかる負担が本当に違うので巡礼が初めての方、少し不安な方には本当にオススメです。

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少しづつ森も増えてきて、私の好きな自然豊かな田舎町のような風景になってきました。

ただ、建物が少なく景色を遮るものがない事でこれから先歩く道がどれほど果てしなく続いているかもハッキリと見えてしまうので何とも言えません笑笑💦

そのひたすらまっすぐな道を1時間ほど進み、途中山も登り、山頂に来たところで何やら人だかりを見つけました。


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歩き疲れた巡礼者のために、寄付制で食べ物や飲み物、休憩場所を基本的に無償で提供しているドナティーボです‼️

周りにいる巡礼者たちの顔も緩んでいきます。

少しだけ寄付してコーヒーとクッキー、バナナを頂きます。最高の休憩になりました。

 

どことなくヒッピー感漂う人たちが運営していて、忙しそうに無くなったものを補充したりしていました。彼女がそれよりも驚いていたのは、バナナの皮を捨てようとした時、[もったいない!生ものはゴミ箱に捨てないで❗️]と書かれていた事です。矢印が書かれていて、その方向に向かうと果物の皮やコーヒーの出がらしが花畑の肥料にしてありました。

 

巡礼路は人や動物だけでなく、植物や自然にも優しいのです。本当に巡礼路は平和な場所です

そして十分に休憩できたので、先に進もうとした時、後ろに見覚えのある顔が見えました!

鶏が奇跡を起こした街、サントドミンゴ・デ・カルサダで出会った日本大好きフランス人のキモンです❗️

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久しぶりの再会に喜び合いました。

キモンは良く海外ドラマに出てくるいかにも面白い奴な顔をしているカール(左)と一緒に歩いて来たそうです。巡礼路では嘘みたいにすぐ友達になれます。キモンも今日はアストルガまで行くようだったのでまた後でと言ってバイバイしました。

そのあとは、山を登った後は降りなきゃいけないという想像が当たり、急な坂に何度も足を取られそうになりながら降って行きました。
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下った後はまた平坦な道地獄です。ひたすらにカラカラの道を進みます。

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カラカラなのは地面だけではないようです。

喉の渇きから水分が足りず、石になってしまった昔は巡礼者だったであろうモノを通り過ぎながら進み続けます。

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ん?ようやく街が見えてきました❗️
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おお!町だぁあ、地図と歩いた距離からするともうここがアストルガの町の入り口のようでした。街へと通じる歩道橋をわたります。f:id:tabinikkiblog:20191127174453j:image

っておい!だれだよこの歩道橋作ったのは…

普通に作ればすぐの距離なのに、謎のデザイン性により3段階の螺旋階段状にしてあるせいで急な傾斜を中々の距離歩かなければいけません。これには前にいた巡礼者たちも呆れ笑です笑笑歩道橋の手すりにも(oh god I'm respect you but this design is su*k)"神よ、あなたを信仰してます、でもこのデザインは最悪です"

と落書きしてありました笑笑

やっとこさ歩道橋を渡り、町の入り口に入ります。
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ここからでは大きな町には見えませんがさらに奥行きがあるようでした。

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読み通り街は想像より大きく発展していました。すぐ町の外はあんなに荒廃した景色なのに信じられません。というのも実はアストルガも、パンプローナ、ブルゴス 、レオンに続いて大きな街の一つらしいのです。

早速このヨーロッパで初めてチョコが作られたというアストルガで1番と言っていいほど有名なチョコレート屋さんを見つけました。

チョコが大好きな私たち2人は速攻で中に入りました。
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中身が生チョコで外は少し硬めにコーティングしてあるチョコを買いました。

食べてみると…すごいっ❗️本当に凄いんです笑

全く普通のチョコと違います。外はパリっとしていて中にはクリームのような舌触りの生チョコがぎっしりです。かといって甘すぎず胃がもたれる事もなくサラッとしています。

飲み込むと喉の奥から鼻まで、カカオの良質な香りが広がります。
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本当に美味しすぎる。このチョコのためだけにアストルガに来てもいいくらいです!本当に!

チョコだけでもそんな価値があるこの街アストルガですが、もう一つ有名なものがあります。

この北スペインのこの辺りはかつてローマの人々が暮らしていた土地のようで、未だにローマ時代の遺跡が残っています。
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中には床のタイルの装飾まで綺麗に残っているモノもありました。歴史があり、最高のチョコがあり、ヨーロッパにおけるチョコの発祥の町なのにさほど知られていないこの町は本当にオススメの場所です。

そして遺跡を見学した後はアルベルゲに向かいます。私たちは中心部の入り口にあったこの大きなアルベルゲに決めました。
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入ってみて気づいたのが、このアルベルゲなかなか大きくて3階か4階建てのものでした!

しかも受付にはたまたま日本人のオスピタリオが働いていました。その人が言うには何やらスペインにはこのスペイン巡礼のための教会があり、そこのメンバーはスタッフとして各巡礼地を転々としながら働いているそうです。

スペインののどかな田舎町を転々としながら暮らせるなんて素敵すぎます😭

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高い丘の上に建っているため、アルベルゲの二階からはこんな景色が望めます。

私のクレデンシャルも気づけばこんなにたくさんのスタンプでいっぱいになっていました。何だか誇らしい気持ちです。

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少し長くなってしまったので、アストルガの町観光の様子は次回にしようと思います。

 

これからもtabinikkiblog🌎をよろしくお願いします‼️それではまた次回会いましょう。

ブエンカミーノ👋

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