vol.18🎉メセタ最大の試練とマリア様降臨
おかげさまで記事を読んでくださる読者の方々が増えてきました❗️blogを書くモチベーションにもなるので嬉しいです^_^
できるだけ早く、たくさん更新できるように頑張りますのでよろしくお願いします。
さて今日はカリオンデロスコンデスから、モラティノスという北スペインの小さな小さな村までのお話をします。昨日は夜、怖がりの彼女に何度も起こされトイレに付き合わされました笑
夜の修道院は確かに雰囲気がすごくて怖かったですが無事朝を迎えられました。
朝アルベルゲを出て町の出口まで行くと何やら重々しい建築を発見
少し不思議な感じがしたのは、恐らく真ん中の部分以外は改修されていたからでしょう。
平凡な壁の真ん中に急に重々しい建築が浮き出ています。こういった建物を毎日目にできるのも巡礼のひとつの楽しみです。
街を出ると、小さな巡礼者を発見。
ここからまた長い道のり!さあ頑張ろうっ!
メセタ最終日の今日、この数十キロを乗り切れば明日には大都市レオンです‼️
ワクワクが消えないうちにこれをエネルギーに変え進んでいきます。
ここまで来る途中にカストロハリスで最初に出会ったベレーナにまた会いました。今朝は少し雨が降っていて、ベレーナは丈夫そうなカッパを着て雨を物ともしていませんでした笑笑
私たちのカッパはといえば、100均で買った貧相なもの…一応巡礼最後の日まで持ち堪えましたが💦
今朝雨だったことなど嘘のように陽が出てきます。メセタの景色には晴れがよく似合います。
ただそうなると気温の方はどうにも暑くなってかないません。
もはや見慣れた景色を、単純作業のように足を動かし進んでいくこと2時間ほど、見慣れた景色に見慣れないものを発見します。
メセタの真ん中にフードトラックが⁉︎
最初は乗り捨てられた車だと勘違いする所でしたが中には人がいてちゃんと営業してました。
よくみると外装もお洒落なカフェの様です
足を休め椅子に座ってこの表情でございます。
私はチーズとベーコンのボカディージョ。彼女はその私のボカディージョを食べるからと言って何も頼みませんでした。っおい!
大自然とお日様に包まれながら食べる出来立てサンドイッチはめちゃめちゃ贅沢です。
もともと美味しいのが、このシチュエーションと相まって倍美味しく感じます✨
お昼の後はまた同じ景色を
ひたすらに
ただひたすらに
まだまだひたすらに進みます。変わったことはと言えば、途中前にあった日本人の福田さんに遭遇したくらいです。
相変わらず、元気そうです。
ペースも早くすぐに私たちを追い抜き消えていきました。私たちは自分たちのペースを守ることに徹しているので手を振って見送ります。
時折彼女にオラオラいそげぇっと言われ、ペースを破らざるを得ない場合を除いて…
右の写真のように、巡礼路が車道と隣り合わせの場合もあります。このような時スペインは右車線通行のため、本当に注意が必要です。できるだけ道路の左端を1列で歩くようにします。
今日の目的地まで半分ほどきたところで、こんなモノを見つけます。
この辺りは黄色い矢印もモホンという目印も間隔が少なく、道に迷いやすいため、先をいった巡礼者たちが石を並べて他の巡礼者が迷わないよう、目印を作ってくれているのです。
矢印とハートの模様や、ブエンカミーノ(良い旅を)と言ったメッセージもあります。この数分後には、道路を走るバスの運転手さんが僕らに気づき頑張ってっと手を振りながらクラクションを鳴らします。
こういう小さな優しさに本当に救われます。
巡礼は全てがシンプルな分、小さな優しさや幸せに改めて気づけるし、ただ生きてるだけで道を歩いてるだけでみんなに応援されます。本当は誰かに評価されるために、頑張る必要なんて無いのかも知れません。
元気が湧いてきたので、一気に進みます!
実は今日、予定ではモラティノスまで行くはずではなく、もっと前の街で泊まろうと考えていました。ただ目的だった町がとても小さい町でアルベルゲがもう満杯だったので次に進むしかありませんでした。
この時点で今日はもう20キロ進んでいました。
そして次の小さな村もまたアルベルゲは満杯…
次の村に進みます。
ここまでが24キロ、次の村がモラティノスでプラス6キロです💦この村で、前回の町で一緒にバレーをしたマリアに会います。マリアはその友達オリバーというイケメンイギリス人と一緒でしたが、オリバーはもう限界だと言って特別にアルベルゲの『床』で寝かせてもらえることになりました。私たちはまだ歩けたのでモラティノスまで頑張ることにしました。
もう疲れすぎて2人とも変なテンションです。
俺の顔が笑ってないことですべてを察して頂けると幸いです笑 ただ疲れていても美しいものには目がとまります。
なんて綺麗な景色なんでしょう。
どこか寂しげな、でも幻想てきな写真です、また少し元気をもらい変なテンションのまま2人で歌を歌い歩きます。
(マリアは足が長すぎてついていけなかったので先に行ってもらいました笑笑)
でも先に行く前に、モラティノスのアルベルゲを僕らの分までマリアが電話で予約してくれました。これで泊まれなくなる心配はありません、ありがとうマリア様、慈悲をありがとう😭
土だった道がコンクリートに変わり。
そのコンクリートを乾く前に、きっと誰かが踏んじゃったのかなぁなどと下らないことを考えていると
見えました❗️もはや神々しい😭30キロ歩いた末にようやく今夜の寝床を確保しました。
こんな時間まで歩いたことがなかったので思わず記念写真。前の街を出てからもう10時間以上経っていました。足もお腹も限界…
夜ご飯はイタリア人のオスピタリオが作る本場のイタリアンです❗️前菜、メイン、デザートまでついて一泊12ユーロ1500円ほどです。
アルベルゲが破格で泊まれるのが、巡礼者が1か月もの間旅を続けられる理由です。
ハムも分厚くてすっごく美味しい。
野菜不足の私もしっかり栄養を取れます、デザートはオスピタリオ特製チョコレートケーキ。フワッフワで最高でした。
実はこのアルベルゲ、マリア以外にも知り合いが泊まっていて、あまり紹介してこれなかったのですが割と初期から知り合いですぐに仲良くなったドイツのおじさまが『ビトゥマ』です。
個人的に自分はドイツの人たちが好きです笑
大きな体と豪快な笑い方はゲハイトやビトゥマ、会ってきたほとんどのドイツ人に共通していました。しかもみんなフレンドリーで優しく、お酒が大好き笑笑
自分の中でサンタさんのようなイメージでした
ビトゥマとの再会は本当に嬉しくて、しばらくお喋りをして部屋に戻ります。
ベッドはマットレスを床に敷いただけの質素な物でしたが、久々に二段ベットじゃないのは嬉しかったです。というのも基本二段ベッドの時は自分が上、彼女が下の段だったので毎回の上り下りが疲労の溜まった足にくるのです💦
食事の時は居なかったのですが、実はここにブルゴス でも会った、ステファン&ジョセフィーナカップルも居ました。
2人はプライベートルームに泊まっていましたが、上に来てくれたので少し話していると…
頭上から『ドタドタっ』と何かの歩く音が…
ネズミなのか、鳥なのかは考えたくもないので気にしないことにします笑笑
何はともあれ、30キロを歩き切り無事に宿に着けた事に感謝です。
明日はいよいよ大都市レオンです。メセタを乗り切ったご褒美にレオンでは3日間も休暇日を取りたっぷりと観光も楽しんだので、次回からまたその様子をシェアさせて頂きます。
読者登録してくださった皆さん。
記事を読んでくれた皆さん本当にありがとうございます😊これからもよろしくお願いします!
因みに僕が巡礼で愛用してるこの防水機能の付いた服ですが巡礼に持ってきて良かったもの第一位です❗️
この服、元々は巡礼用に買ったものではなかったんですが、本当に持ってきてよかったです。防水なのでもちろん雨に濡れないし、ファスナーや手首の部分にもラバーがついててしっかり閉められるようになってるのでどこからも水が入りません!もう買って1年半は経ちますが全然使えてますし、汚れもつきません。お値段は少々しますが、長く使う事を考えると良かったなと思います😊‼️
普段使いも、私はバイクを乗るのですが特に雨の日にどうしても運転しなきゃいけない時とかはすごく助かってます。
下にURを貼っておくので、チェックしてみてくださいねっ👍
それでは改めて、ブエンカミーノ👋
おまけ:今日のアルベルゲ。オスピタリオのイタリア人のおじさんが陽気で本当に楽しくアットホームなアルベルゲでした。