旅日記🌎徒歩で800㎞⁉️〜スペイン巡礼、魂の旅〜

このブログでは大学生カップル2人が、スペインを約45日かけて800㎞を横断していく様子を書いたものです。なるべく細かく話していくので写真と記事を見ながら私たちの旅を見守って頂けませんか!?😊

vol.6🚶‍♂️《あの男再び》

こんにちは!【旅日記blog🌎】のYutaroです。

ちょっとずつ見てくれる人も増えてあと少しで100人突破です‼️

 

今日は前回の続き!

古い伝説の残るエステーリャの町からロスアルコスという町まで行きます。ロスアルコスはパンプローナとログローニョの中間地点にある町でログローニョまで約28㎞地点の場所です。

ログローニョという町は巡礼路全体で見ても比較的大きな町なので楽しみです!

この日は珍しく朝早くアルベルゲを出発、7時半ごろにはアルベルゲを出ました。5月下旬、まだ少し冷たさの残る北スペインの空気を肌に感じながら街を出ます。少し残る眠気もひんやりとした空気と遠くで鳴くニワトリの声で吹き飛ばします。歩くこと1時間半ほど…

目の前にそびえ立つ丘のふもとを見ながら、2人で絶望していると人だかりが見えました。

どうやら何かしらの工房のようです。工房の横にはギャラリーのようなものもあって鉄をねじったり切ったりして作った置物やアクセサリーが売られていました。それを見にきた巡礼者の人だかりをよそに、主人であろう鍛冶屋のおじさんは釜で作品を作っています。

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(アイエギの工房)

お父さんが鉄を加工するアーティストである私の彼女は吸い寄せられるように中に入って行きました。2人で勇気を出し鍛冶屋のおじさんに話しかけるとすごく気さくに話を聞いてくれました、彼女のお父さんも鉄アーティストだと知ると火がついたのかおじさんは色々な物を持ってきては僕らに見せてくれました笑

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角笛のようなデザインの置物、一体どうやってこんなに曲がるんだろう…

おじさんの技に魅せられ、私も自分用に巡礼者のトレードマークであるホタテ貝のネックレスを購入!

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少し見づらいですが真ん中に十字架が彫ってあります。いかすぅ‼️

 

満足した私達は、随分と長い間工房にいたことに気づき先を急ぎました。急勾配の丘を登り続けること20分ほど何やらまた人だかりが見えます。今度は何や💦?と思っていると(おおっ❗️これはまさか、あの!)そうです、目の前にあのイラーチェの泉がありました!


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イラーチェの泉とは巡礼本にも載っている有名なチェックポイントの1つです。

このイラーチェの泉はイラーチェ社というワイン会社が巡礼者のために設置したもので、24時間酒樽が空になるまで蛇口をひねればワインが無料で出てくるというワイン好きなら夢のような場所なんです。(まあ2人ともワイン飲めないんですが💦)そんな私たちも一口だけ頂いてみることに、、


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お!想像以上に飲みやすい!クリアな感じです!…と思った矢先ワイン特有の苦味とアルコール感が押し寄せてきました…でも飲みやすいのは事実なので挑戦してみるのはアリかも❗️

ワインで元気を補充?して丘を登りきった後はまた平坦な道が続きます。しばらく歩いて、本日最初の小さな町にたどり着きました。

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小さな町の教会もなんだか威厳を感じます。

教会はお昼で閉まっていましたが、側に座れそうな石があったので休憩がてらお昼を食べます。彼女はオヤツにプリングルス笑、俺はチョコを食べ元気マンマン‼️

街を抜けしばらく歩いていると、近くからバリッバリの日本語が聞こえてきました笑笑

なんだなんだ!この容赦ない日本語はと思って振り返ると後ろに日本人っぽいおじさんを見つけました!思い切って声をかけるとやっぱり日本人で、途中であったニュージーランドから来たリンダにおもっきり日本語を浴びせてるところでした笑


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巡礼路で初めて会う日本人に感動して写真を撮ってしばらく一緒に歩きました。

しばらくして私たちはペースを上げられそうだったので、先に行くねーと言って歩みを進めました。仲良くなってもお互い自分たちのペースは守るし、自分たちは自分たちの道を歩く。

巡礼のそんな自由なところが好きでした。東京にいた頃電車から見る人々はみんな同じに見え、むしろペースを合わせ同じになろうとしてるように見えたのを思い出しました。

そこからはひたすらに平坦な道を進みます、横にはいつも美しい木々があるおかげで退屈しません。


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左右には広大な自然が広がり、地面を見るとこんな文字がBuen Camino 、ブエンカミーノ。

実は書くのを忘れていたんですが、巡礼者が毎日のように交わす言葉がこのブエンカミーノなんです。意味は[良い旅を!]で、私たち巡礼者はこのブエンカミーノをすれ違うたびに、人と会った時に言います、お互い良い旅を!と励ましあっているのです。

自然、人、言葉、食べ物、いろんなものから元気がもらえます。本当に巡礼路には忙しく生きる私たちが忘れていた優しさや思いやりがありました。

そんなことを考えさせられながら歩くこと2時間ほど、町っぽいものが見えた来ました。

町の入口にはヤギやニワトリがいて思い思いの鳴き声で歓迎してくれます笑笑


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(ヤギってサボテン食べるんですね笑)

どうやらここがロスアルコスのようです。早く出たからか、予想よりもだいぶ早く15時ごろに着きました。距離にして22㎞はあったんですがそんなに歩いた感じもありませんでした。

 

アルベルゲを探して歩き回っていると何やら日本語やいろんな文字が壁に書かれた、アーティスティックなアルベルゲを見つけました。


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(アルベルゲオーストリア)

実はアルベルゲは電話さえあれば予約ができるのですが、私たちはいつも行き当たりばったりで選んでました。それはそれで、今日泊まる宿も分からないドキドキ感が楽しめます笑

恐る恐るオスピタリオの人に空いてるか聞くとまだ全然空いてるよ!と気さくに話してくれ、すぐに手続きをしてくれてベッドに案内されました。

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ベッドから見る空がすごく綺麗です。

2時間ほど休んだ後、私たちは洗濯物やシャワーを済ませ、夜ご飯を探しに町に出ることにしました。

 

意外にもこの町は大きくて、私たちが通ってきた道は町の入口付近だったようです。

少し行くと、橋がありその橋から町の中心部へと繋がっていました。町の中心部は賑やかすぎない程度に栄えていていろんなお店があって楽しそうです。どこでご飯食べよっかな〜♬と周りを見渡していた、、その時……!!

あの男がいましたっ‼️

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バスクーーー‼️‼️私たちは叫びながら近づき先に座りました。

バスクはおじいちゃんなのに、めちゃめちゃ歩くのが早いのでもっともっと先に行ったと思ってました笑フランス語なので全然何言ってるか分かりませんが、自分なりに訳すと(いやね〜先に行こうと思ったんだけどお酒が美味しいって聞いてさー)って感じだったと思います。

なんて嬉しい再会だ😆

 

今日はここまでです。実はこの後もう2人の友達にも遭遇します。(写真が無かったのでまだブログには出てきてませんがオバノスから地味にずっと同じアルベルゲだった2人です。)

 

今日も読んでくださりありがとうございました😊良かったらページの上の方から読者登録をしてもらえると嬉しいです‼️

次回はロスアルコスでのバスクと未登場の友人2人との再会、4人でのディナーの様子から語らせて頂きたいとおもいます。

 

それでは、ブエンカミーノ👋(良い旅を!)

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