旅日記🌎徒歩で800㎞⁉️〜スペイン巡礼、魂の旅〜

このブログでは大学生カップル2人が、スペインを約45日かけて800㎞を横断していく様子を書いたものです。なるべく細かく話していくので写真と記事を見ながら私たちの旅を見守って頂けませんか!?😊

vol.7🚶‍♂️人生の先輩との別れ。。😢

今はタイのプーケットにいて、安くて美味しいストリートフードを毎日食べてたら先週お腹を壊し、1日の4分の1をトイレで過ごさなくてはいけない身体になりました…今やっと治ってきたところです。どうもYutaroです。

 

さて今日は前回ロスアルコスに到着し、あのバスクに再開したところからです。

前回の記事で、今回はオバノスから実はずっと同じアルベルゲだった友達2人も登場すると言ったと思うんですが、それがこの2人です‼️

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[アドリノ&クリスティーナ]

2人とはオバノスのアルベルゲでベッドが隣同士だったことから知り合い、次のエステーリャでもベッドが隣同士で(また君たちか!ハハハ)と笑われました笑最初に紹介しようと思っていたのですが、ゲハイトたちとバスクインパクトが強すぎて書ききれてませんでした💦

 

バスクと2人も元々知り合いだったため、4人でディナーを食べることにしました。

アドリノとクリスティーナはフランス人なのでバスクの言っていることがわかります。私たちはさっぱり分からないけど何故か会話が成り立ち終始楽しい時間でした。これもカミーノマジックの1つです笑笑


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この時食べたピザもめちゃ美味しかった😭しかもバスクおじ様が奢ってくれました。面白くて優しくて、男前やぁこのおじさん…

最後に記念写真を撮って2人はまだお酒を飲んでいくそうなのでバスクおじ様と自分たち2人は店を後にしました。

スペインは日が長いので、夕ご飯を食べ18時すぎになっても外はめちゃめちゃ明るいです。まっすぐアルベルゲに帰る気にもなれず、3人でロスアルコスの教会を探検することにしました。

 

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光の注ぐ回廊を抜け、礼拝堂に入ると外は人気が無かったのに中は人がいっぱいでした。

探検に来た自分たちとは明らかに空気感の違う人々が一心に祈りを捧げています。空気は重く冷たく、厳粛でした。自分たち2人は『あ、これは場違いだ…』とすぐわかりました。しかしバスクは…見てよこれ❗️凄い壁に絵が彫ってあるんよぉ!!静けさを物ともしないいつもの元気さ!俺は血の気が引くってこういうことかと感じながら焦りました笑笑

でも、それでも全く空気を読もうとしないバスクを見てると何だかこれでいいような気もしてきて気が楽になりました。中途半端に元気より、ここまで元気を貫かれるとこっちも楽しくなってきます。

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もはや悟りのようなものを感じます。

この人何となく凄い人だなと思いました、いやそれかただ元気すぎるおじ様か…

どっちにしろ尊敬します。空気を読むのに長けている私たち日本人、果たして良いことなのかどうなのか…と考えさせられます。
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回廊に取り囲まれるように、中庭がありそこにはバラやいろんな花がありました。

でも、華やかで明るいというよりは少し寂しげな様子にも見えます、すぐに理由はわかりました、自分たちが歩いている回廊の壁や床、至る所にドクロのマークを見つけました。どうやらこれまで亡くなられた教会関係者の遺骨を埋葬している場所のようでした。キリスト教徒にとって亡くなったあと自分の骨を神の元である教会に埋葬されるのはこの上ない名誉です。少ししんみりした気持ちとバスクの生み出す安心感とに包まれながら教会を後にしました。

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バスクのアルベルゲは違う方向にあるのでここで別れを告げます。また明日会おう!と、バスクはおう!と言い上機嫌で謎の歌とダンスを披露してくれました。どこまで陽気なんだこの人は笑この何時間で2人はこの自分たちよりも2倍以上の歳のおじ様にすごく元気を貰えました。

この後このバスクおじ様に会うことはありませんでした…だからこそバスクとの出会いは自分たち2人の記憶に未だに残る忘れられない思い出になりました。一期一会って悲しいけど、その分大切にできます。

 

その後アルベルゲに戻り、疲れていたのですぐに明日の準備をして眠ってしまいました。

次の日の朝、今日はあいにくの曇り空です。

出発して町を抜けまた森に入る途中で犬が前から歩いてきました。少し撫でるとその10倍くらい手を舐められました笑でもめちゃ可愛い!

飼い主は横の家で、庭の手入れをしていたおじちゃんでした。おじちゃんが私たちに気づくとブエンカミーノ!と言ってくれ、犬の名前を教えてくれました。ブルート❗️そう叫ぶと私たちも何故かブルートと返しました。


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ブルートは、もう帰んなさい、というまでずっと僕らの後をついてきてました笑


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途中、小さな町を抜け山をズンズンと登っていくと頂上付近で石がひたすらに積み重ねられた神秘的な雰囲気の場所にたどり着きました。

確かここは巡礼本に載っていた、パワースポットです。頂上付近には自然の力が集まり人々は他の石を崩さないように自分たちの石を積み重ねるそうです。私たちも2人分石を積み重ねて先に進みました。


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山を下っていくとだんだん空の雲が引いていき、しばらくすると完全に晴れました。

気持ちの良い日差しの中、森の中を歩くのって本当に気分が良いです。なんかストレスもありません。本当はこのままログローニョまで行こうとも思ったのですが、帰りの飛行機をもう予約してあり、日にち調整と彼女の体調のこともあり今日は途中のVianaという町で早めに止まることにしました。

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まるでバイオハザードのような雰囲気のこの町も、荒廃して見えるのは町の入口だけで、中心部に行くと子供がたくさん広場で遊んでいたり、賑やかでした。

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夜ご飯まではまだだいぶ時間があったので、アルベルゲを決めた後は町を散策し教会の真ん前のテーブルで2人で少しオヤツを食べました。f:id:tabinikkiblog:20191010010542j:image

壮大な教会のファザード(正面玄関)を前にワッフルを食べる贅沢…チョコの重さと教会の空気の重さが相まって[ウエッ]となります笑笑

教会に入ろうと門を開けようとしたのですが、またもや閉まっていました。

その時巡礼者らしき人がやって来て同じように入ろうとしていたので閉まっていることを伝えるとしばらく話して少し仲良くなりました。

ドイツからやってきたヘルガとマリアです。これから夜ご飯行くんだけどどーよ?と言われ、私たちもちょうど夜ご飯を食べようとしていたので、ご一緒することにしました。


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この2人とはこれっきりで未だにどうやって仲良くなったかも覚えてませんが、夕食は楽しかったです。ガスパチョという冷製トマトスープを頂きすごく美味しかったのも覚えてます笑

ご飯を食べ終え、私たちはまた少し町をぶらぶらして帰りました。帰る途中で何かを必死で訴えたそうな人が居たのですかさず記念撮影しました。

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そんなこんなで長い1日がやっと終わり、アルベルゲに帰りました。アルベルゲには中庭のようなスペースがあり、犬を連れて巡礼を行う人通称犬カミーノの人のワンちゃんがいて、2人でたまにわちゃわちゃするのが堪らなく癒されました。笑笑

 

私たちはログローニョで一泊休憩日を設ける予定だったので、明日はとうとうログローニョだぁ!と期待を胸に眠ることにしました。

 

というわけで今日はここまでです。

次回は巡礼からは少しだけ外れますがログローニョまでの道のりと1日観光の様子を語らせていただきます。今日もありがとうございました。ขอบคุณครับ(タイ語でありがとう)👍

 

それでは皆さん今日も、ブエンカミーノ👋‼️

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